コウテイペンギン、絶滅危機が深刻化 – 米国の絶滅危惧種保護法による保護を受ける

コウテイペンギン、絶滅危機が深刻化 – 米国の絶滅危惧種保護法による保護を受ける

南極の象徴とも言えるコウテイペンギンが、気候変動の影響で絶滅の危機に直面している。米国の絶滅危惧種保護法(ESA)はこの深刻な状況を受けて、コウテイペンギンを絶滅危惧種として認定し、その保護を強化する方針を打ち出した※1。

南極の氷が減少する中、コウテイペンギンの生息域や餌の量も大きく減少。この影響でペンギンの繁殖活動や成長にも悪影響が出ているとの報告が相次いでいる。特に若いペンギンの生存率の低下が懸念されており、持続的な個体数の減少が危ぶまれる状況だ。

国際的な自然保護団体、ICUN(United for Life & Livelihoods)の評価では、コウテイペンギンは「準絶滅危惧(NT)」と分類されている※2。この分類は、現在の状況では絶滅の危険が直近であるわけではないが、将来的にそのリスクが高まる可能性があることを示している。

米国のESAの認定は、このペンギンの生存を守るための具体的な取り組みや制度的な保護をさらに強化するきっかけとなることが期待される。今後、国際的な連携を深め、気候変動の進行を食い止め、絶滅の危機に瀕している多くの生物の保護を進める必要があるとの声が高まっている。

IUCN RED LIST CATEGORY AND CRITERIA
Near Threatened A3c (ver 3.1)

※1 日本経済新聞, コウテイペンギン、気候変動で絶滅の危機に 米当局(2022/10/26), https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN260110W2A021C2000000/

※2 ICUN Red List, Emperor Penguin (acess 2023/10/23), https://www.iucnredlist.org/ja/species/22697752/157658053